バブルボケで有名なトリオプラン、 Meyer Optik Trioplan 100mm F2.8ですが、 Meyer Optik Trioplan 7.5cm F2.9も、なかなか好いバブルボケを見せてくれます。戦前の滅多に見ない希少レンズです。 トリオプラン（Trioplan）は、1913年から1966年まで生産された、Hugo Meyer社の主力ブランドレンズです。最近は、Trioplan 100mm F2.8が有名になり、復刻版が出るほどの人気です。 初期の製品は大判撮影用のモデルが中心でしたが、1936年からは、EXAKTA・LEICA用に3種のモデル（10cm F2.8／10.5cm F2.8／12cm F4.5）が登場しています。 特に、戦前のTrioplanはバリエーションが豊富で、他にも7.5cm F2.9（このレンズ）や80mm F2.8などの希少モデルが存在していています。 Meyer Optik Trioplan 75mm F2.9は、中判のカメラに搭載されていたレンズですので、イメージサークルが大きいので、画面周辺部でも画像が崩れません。ヘリコイドアダプターを使用して製作して、M42マウント規格、フランジバック45.5mmに調整してありますので、ペンタックスSPにはダイレクトに、M42マウントアダプターで、キャノン、フジ、オリンパス、ルミックス、などの各種デジカメにも取り付け可能です。ヘリコイドを回すだけで、無限大から50cmまで撮影ができます。本体のヘリコイドを回す事でピント合わせられます。レンズの前玉を回すと、もう少し近接撮影ができます。（掲載のカメラは含まれません。リアキャップが付属します。) 折りたたみ蛇腹カメラから取り出したので、レンズはボディ内に収納されていたので、スレキズ無く、カビホコリも殆ど無く、組み立ての際清掃しました。経年劣化によるクモリが多少ありますので、多少フレアーが生じるかと思います。シャッターが閉じてしまいましたら、T にしてシャッター切って、羽根を空けてお使いください。 バブルボケがお好きな方、如何でしょうか？ 75mmの焦点距離は、ポートレートにいい焦点距離です。人物撮影等にバブルボケが楽しめると思います。 ご検討の程、よろしくお願いします。